以前は旅行会社に勤務していましたが、周りの人の勧めもあり、資格を取ろうとパソコン教室やヘルパー養成学校に通うようになりました。家族を見送った時に、病院任せにして本人の尊厳を大切にできなかったのではないかと後悔した経験があり、介護のことを学んでいるうちにケアワーカーをめざしたいと思うようになりました。
そんな時に学内でこの会社のことを知る機会があり、ご利用者に最期の瞬間まで寂しい思いをさせないという理念と、それを実践するための工夫や取り組みに惹かれ、入社を決めました。

介護福祉士として、介護や介助が必要な方や認知症が進まれた方のサポートをしています。ご本人が意識しないように密かに介助しながら、自分でできることをできる限り継続すること、またできなかったことができるようになるためのお手伝いです。
「最期まで寂しい思いをしない」ために、ご利用者が自立して過ごせるよう全力で支えるのが、私のミッションと言えるのではないでしょうか。

ご利用者の状態が少しづつ良くなっていること、できることが増えていることが実感できた時に大きな喜びを感じます。１ヶ月ごとに目に見えるように成長が確認でき、次の具体的な目標が立てられる状況にあると、もっと頑張ろうと思えますね。
事務的に決まったことをやるのではなく、「その方にどうなってもらいたいか」を重視してスタッフみんなで一から考えながら取り組めるのがやりがいになっています。

これまでの福祉や介護にない新しい理念と方針をスタッフ全員が理解していて、その実践に努力し続けている環境が大きな魅力だと感じています。それがご利用者のためだけではなく、ここで働く私たちスタッフのためでもあり、いま老人介護に関する仕事をめざしている方、そしてもっと若い方や子ども世代までを見据えたものであることは、広く伝えたいことです。

私自身もそうですが、育児や介護を経験してきたスタッフが多く所属していますし、そういった人たちが働きやすい環境や制度があります。経済的にも時間的にも、ここでなら無理をしたり我慢することはないと思います。
これまでなかなか理想の施設や価値観の合う会社に出会えなかった方には、一度私たちの話を聞きに来ていただきたいですね。